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国語 説明文 6 傍線の引き方(最終)

説明文に傍線を引く作戦の二つ目の問題点は、重要な箇所がそもそも分からない、問題文中に指標となる接続詞などが登場しない問題文も多い。だから、見当外れな場所に傍線を引いてしまう、という問題です。 もうおわかりと思いますが、入試の説明文の文章で、「ここでは、なぜ○○か、という理由を考えたいと思います。まず第一に重要なのが○○、次に重要なのが、○○。一方で、反対に××という場合もあります。以上をまとめると、結局□□が最も大切だということが分かりますね」とこんな文章はでません。こんな文章なら、誰でも、正しく、大切な箇所に傍線を引くことが可能です。 でも、こんな問題文は出題されないのです。 一見説明文の体裁を取ってはいるが、筆者の主張はバラバラに、ちりばめられており、主張と主観と客観的なデータがごちゃ混ぜの議論を進めて、段落構成も起承転結いい加減、つまりとか大切なことはなどのつなぎ言葉も使わない、という 最悪最低のエセ説明文が題材に選ばれるのです。 こんな場合には、傍線を引こうとするだけ、時間の無駄 ということもあります。

ということで、こうした、傍線を引く作戦の限界を知った上で、適宜、傍線作戦を取り入れていけばいいと思います。